研究テーマ・グループ Research Themes and Groups

本機構は、あらゆるデータを収集・蓄積するプラットフォーム(以下、基盤)に関する研究グルー プに加え、本基盤のデータを利活用し、社会・経済活動に影響を及ぼすリスクの把握や影響範囲を特 定するデータ利活用に関する研究グループから構成されます。東京大学は、様々な統計情報やニュー ス・ソーシャルメディア情報等のオープンなデータの収集、およびそれらのデータを活用したレジリ エンスに関わるリスク分析に取り組みます。また、日立は、本機構の基盤に関する研究グループを中 心に、組織間のクローズドなデータの収集・蓄積・関連付けに取り組みます。さらには、東京大学と 日立が共同で、収集・蓄積されたデータと分析されたリスクを関連付けることで、人が想定しきれな いリスクの事前想定・対策を可能にし、レジリエンス強化をめざします。

デジタルオブザーバトリ組織構成図

基盤に関する研究グループ

チームリーダー:豊田 正史(東京大学生産技術研究所・教授)

研究テーマ:多様な社会活動を観測可能にする基盤技術の構築

利活用に関する研究グループ「GSC経済チーム」

チームリーダー:古澤 泰治(東京大学 経済学研究科・教授)

研究テーマ:グローバルサプライチェーンのレジリアンス及び地球環境との関係

利活用に関する研究グループ「メディア分析チーム」

チームリーダー:宮尾 祐介(東京大学 大学院情報理工学系研究科・教授)

研究テーマ:紛争データ抽出技術の研究開発

利活用に関する研究グループ「ダイバーシティーチーム」

チームリーダー:熊谷 晋一郎(東京大学先端科学技術研究センター・教授)

研究テーマ:大学や企業における障碍者の包摂的風土及びニーズ・ソリューションシーズの可視化とdisability innovation ecosystemの構築

利活用に関する研究グループ「グローバル社会リスク分析チーム」

チームリーダー:阪本 拓人(東京大学大学院総合文化研究科・教授)

研究テーマ:紛争など社会・政治事象に関するグローバルなリアルタイムデータの構築

利活用に関する研究グループ「金融・セキュリティ分析チーム」

チームリーダー:山口 利恵(東京大学大学院情報理工学系研究科ソーシャルICT研究センター・准教授)

研究テーマ:金融・物流・人流データの分析によるレジリエンスの実現

利活用に関する研究グループ「法学政治学チーム」

チームリーダー:宍戸 常寿(東京大学法学政治学研究科・教授)

研究テーマ:法学政治学分野における総合的なデータ分析プラットフォームの構築 ―サプライチェーンのレジリエンス等に関するデータの解析と制度の検討を中心に―

利活用に関する研究グループ「社会活動データ分析チーム」

チームリーダー:川崎 昭如(東京大学・未来ビジョン研究センター・教授)

研究テーマ:気候変動が社会経済システムに与える影響とそのレジリエンス向上に関する分析

利活用に関する研究グループ「食料安全保障チーム」

チームリーダー:中嶋 康博(農学生命科学研究科・教授)

研究テーマ:我が国の食料安全保障をめぐる国内外のリスクの現状と要因